新型コロナウィルス感染症に対しての経口抗ウイルス薬「モルヌピラビル」（販売名：「ラゲブリオカプセル200mg」）（以下、
「ラゲブリオ」）が、令和3年12月24日に特例承認されました。
①18歳以上のコロナウィルス感染者で、かつ②妊娠または妊娠している可能性がない方のなかで、
下記のいずれかの重症化リスク因子を有する方で、
③(1)61歳以上
(2)活動性の癌（免疫抑制又は高い死亡率を伴わない癌は除く）
(3)慢性腎臓病
(4)慢性閉塞性肺疾患
(5)肥満（BMI30以上）
(6)重篤な心疾患（心不全、冠動脈疾患、心筋症）
(7)糖尿病
(8)ダウン症
(9)脳神経疾患（多発性硬化症、ハンチントン病、重症筋無力症）
(10)コントロール不良のHIV感染症およびAIDS
(11)肝硬変等の重度の肝臓疾患
(12)臓器移植後、骨髄移植後、幹細胞移植後 など
詳細は
www.mhlw.go.jp/content/000873667.pdf
2の①②に記載されております重症化リスク因子でご確認できます。
本剤の投与が必要と考えられる方のなかで、
実際の処方に関しては、上記の対象者のうちラゲブリオによる治療に係る同意をされた方で、同意書を提出された方が治療対象となります。
添付しております【ラゲブリオによる治療に係る同意説明文書】をご一読いただき、発熱外来受診時に、検査の結果、コロナ陽性の場合、治療を希望される方は受診前に下記に添付した書面のうち、3枚目と4枚目の書類に自筆でご署名頂き、検査当日ご持参され、医師へ提出してください。