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口腔や眼の乾燥の原因となるシェーグレン症候群とは?

2016.05.07
シェーグレン症候群は、日常診断では診断がつきにくい疾患です。さまざまな症状が、患者さんの健康状態と日常生活での活動性を低下させてしまいます。シェーグレン症候群の患者さんが日常経験する症状には、1)口腔乾燥症(患者さんの90%に発生)、2)眼乾燥症(患者さんの80%から90%に発生)、3)他の乾燥症(皮膚、鼻腔、膣内、消化管および呼吸気道など)があります。患者さんは何年間も診断がつかないまま放置されることがあります。そのため症状の進行をゆるすことになり、さまざまな症状が日常生活に支障をきたします。また、関節リウマチをはじめとするその他の膠原病や甲状腺疾患と合併することも珍しくありません。専門医による簡易な唾液分泌量の測定や血液検査の組み合わせを行えば、鑑別することが可能です。シェーグレン症候群情報サイト(http://www.ss-info.net/index.html)には当院の武田誠司も専門医リストに掲載されています。